「死刑囚の記録」を読んだ

精神科医である筆者が死刑囚について書いた本です。といってもよくある彼らの人となりや犯罪そのものについては重要視されていません。収監されてから裁判を経て、死刑が確定して、やがて刑を執行されるまでにどのような精神的な変化があらわれるのかが記さ…

「OSGirls」を読んだ

技術書典6において販売されていた本書を買いました(BOOTHで電子版を販売中)。 booth.pm 結城浩さんの「数学ガール」をもじったタイトルで、中身もそれっぽくなっています。ただしコンテンツはOS。これだけ見ると出オチ感満載ですが、中身もしっかりしていま…

技術書典6で技術同人誌を販売します

4/14の技術書典6において「う 28 windhole」名義でLinuxカーネルを中心とした技術系同人誌を6冊販売いたします。 techbookfest.org 目玉商品は新刊の「Linuxのプロセススケジューラ バージョン0.01から5.0まで」です。これはLinuxカーネルのプロセススケジュ…

「コーヒーが廻り世界史が廻る」を読んだ

最初のほうがコーヒーがどこから始まったのかという伝説や昔話から始まり、そこからどのような経緯で世界に広がっていったのかを扱った本です。序盤から中盤にかけては世界史の中でコーヒーが重要な位置に次第にのぼっていくが見られます。後半は重要イベン…

カメラ買ってから一か月経った

2/22にカメラを買ってからだいたい一か月が経ったので買った経緯とか、その後思ったことなどを羅列。 入門するにあたって様々な知人友人に相談した。彼らは皆IT技術者である。ITのことについて同レベルのことを聞くと「それくらい自分で考えろよ」と言いそう…

言葉をどう受け取るかは人それぞれ、かつ、多様ということを学んだ話

はじめに 最初に言っておきますが、とくにスカっと結論が出るような話ではないです。 昨日ふと「行為の否定」を「人格の否定」と捉える人がどれだけの割合でいるのか、人格の否定ととらえた場合はどういう感情が湧くのだろうか、ということに興味があってtwi…

「カメラの教科書」を見た

今年から写真を趣味にしてみるかと思ってたときに人に勧められた本です。他の本を見たことがないので比較はできないのですが、いままでカメラを持ったことがなくて一切知識が無い今の私に必要十分なことが書いてあったと思います。カメラが届く前に見てもさ…

「U-root: A Go-based, firmware embeddable root file system with on-demand compilation」を読んだ

U-root: A Go-based, firmware embeddable root file system with on-demand compilationの感想など。 概要 課題: 組み込み機器のファームウェアから、ファームウェアに埋め込んだlinux(この論文ではfirmware embeddedable root file systemと表現される)を…

「Schedule Processes, not VCPUs」を読んだ

最近思うところあって意識的に論文を読んでみようかなと思うようになりました。幸いにも研究者およびその卵である友人がいたので、いろいろ勧めてもらったものを読むことにしました。それらについてさらっと読んで要約して自分なりの感想をまとめてみようか…

「HashiCorp Terraform & Vault Enterprise 勉強会 in 金沢」に参加してきました

はじめに 表題のイベントに参加してきましたので備忘録をば。 connpass.com 入場時にもらったノベルティグッズ。HashiCorp, Vagrant, そしてVaultのシール HashiCorpの伊藤さんによる製品説明 HashiCorpの伊藤さんがHashiCorp製品について1時間くらい喋って…

「肉食の思想」を読んだ

日本と西洋の違いを食文化、とくに肉食文化の違いから解き明かそうという本です。なかなか面白い視点なので思わず「なるほどね」と思ってしまいました。 ただし筆者も述べているようにデータの裏付けが少々足りないので、「これが事実に近い」というよりも、…

Sonyのα6400を買った

はじめに カメラが欲しかったのでSONYのα6400を買いました。 www.sony.jp なのでどんなOSSを使っているのかをちょっとだけ眺めてみることにしました。 最初に断っておきますが筆者は組み込み機器のことを全然知らないので、「何言ってんだこいつ、なんでこん…

「しくみがわかるkubernetes」を読んだ

Kubernetesとはそもそも何者なのか、何のためにどういう設計思想で作られたのか、どうやって使えばいいのか、どういうしくみになっているのか、などなどについて書かれた本です。一言でいうと非常によい本でした。Kubernetesに関する良い本はたくさんありま…

microk8sアンインストール時に発生する不具合と解決方法

1ノードのk8sクラスタを簡単に作るmicrok8sという便利アプリがsnapで公開されています。それを使っているときにちょっとした不具合を見つけたのでメモ 1/29 更新: PR投げた 問題要旨 microk8sのアンインストールに失敗する 発生条件 /var/snapのファイルシス…

「時間とはなんだろう」を読んだ

数学や物理があまりわからない人向けにややこしい話抜きで時間とは何かについて書いた本です。わたしは数学や物理がわからないしこの本に書いてあることをほとんど知らなかったのでなかなかおもしろかったです。ただし、とくに前半、例えがわたしにとって身…

ノイズキャンセリングヘッドホンを買ったらよいものだった

ノイズキャンセリングヘッドホンのWH-1000XM3を買ったらとてもよかったという話です。 聴覚過敏で雑音が嫌いなので前々からこの手の製品は気になっていたのですが、人に勧められたこれを買ってみました。主目的は音楽をかけることではなく雑音を減らして生き…

新しいPCを初めて起動した話

去年の末にLinuxデスクトップ用にと買ったものの一度も起動していなかった下記PCをようやく起動しました。 www.lenovo.com いろいろカスタマイズできた中でわたしは次のような構成にしました。一番いいやつではないけど、これだけあったら十分かな、といった…

去年の個人事業の振り返り

去年個人事業主として何をやったのかの一覧と、やってみての感想。 やったことはおおよそ次の通り。 現在働いている会社における技術顧問業(4月までで終わり) 拙著「Linuxのしくみ」の印税 Software Designでの連載「Linuxのしくみ」の原稿料(5月から) セキ…

「砂糖の世界史」を読んだ

砂糖を通じて世界史を見るというお話。砂糖はもとよりコーヒーや紅茶、チョコレートなどにまつわる小噺がたくさん載っているのがよいです。歴史で習ったプランテーションや奴隷貿易、三角貿易なんかについて背景からきっちり説明してくれるので、あのときも…

WSLがたまに起動失敗するときの対処

WSLを起動しようとするとたまに以下のようなエラーを吐いて死ぬ。 Error: 0x800703fa Press any key to continue... これについては以下のissueがある。 github.com Windowsを再起動しても治るけど、めんどくさいので以下を参照にLxssManagerを再起動してい…

2018年を振り返りと来年の抱負

大晦日なので2018年の振り返りと来年の抱負をば。個人ブログなので会社の仕事のことは置いといて、主に個人的なものについて。 2018年の振り返り 全体的に良い年でした。旧知の人たちとも会う機会も増えたし、新しい人たちとも多く出会えました。彼らと会う…

Uberで日本語領収書が文字化けしていた話とサポート対応が良かった話

先日海外出張したときにUberを使ったんですが、乗車後に届いたメールに張ってあったリンクから 領収書のpdfを印刷すると日本語が化けていました。どうやら埋め込んでいるフォントが日本語 フォントではないのが原因らしいとわかりました。この文書は、この問…

生きづらさをマシにできるかもしれない話

自然に振舞っているだけで周りの雰囲気が悪くなって「あれ、またやっちゃいましたか?」となりがちな、世の中生きづらいタイプの人に向けた話。「こうすれば完璧!」というような明確な結論は無いのですが、私の経験をもとに「こうすればいいのではなかろう…

qiitaのミュート機能を使ってちょっと幸せになった

今日twitterを見てたらqiitaにミュート機能があるのを知りました。 ミュート機能 - Qiita:Support ので、さっそく視界に入るだけで不快だった人をミュートしました。よかったよかった。この人のために10秒使ったと思うと損した気分にならなくもないですが、…

「雑草のはなし」を読んだ

四季折々の草花、その中でも雑草と呼ばれるものの特徴やちょっとした豆知識について書いてくれている本です。内容もさることながら、やさしくて綺麗な語り口なので読んでいると心が落ち着いてくるのがよいです。冒頭にある、本書で扱う草花たちのカラー写真…

子供を持って変わったこと

いままでの人生の転機は進学やら就職やらいろいろありましたけど、子供を持つことによる変化が一番大きかったですね。 「あと20年くらいは死ねないなあ」とか思うようになった 子供の虐待のニュースへの思いが「たいへんですね」から「ゆるせん」と「かわい…

「物理学とは何だろうか」を読んだ

16世紀から現代までに物理学が誰によってどんな理由でどう変化してきたかを書いた本です。むずかしそうなテーマですが文書は読みやすいです。数式が出てくるあたりは、苦手な人は飛ばしても読めると思います。わたしもこのあたりのことを昔習ったはずなのに…

「我々はなぜ我々だけなのか アジアから消えた多様な「人類」たち」を読んだ

タイトルが上手いなとおもって買ってしまいました。ホモ・サピエンスがアフリカからでてきて各地に散らばって…というよくある本ではなく、今の人類とは別系統のアジアにいた原人達について詳しく説明してくれています。著者はジャーナリストで、このかたが専…

電子書籍よりも紙の本を買うようになった

最近紙の本はほとんど買わずに電子版しか買ってなかったのですが、思うところあって努めて紙の本を買うようにしました。すると読書量が10倍くらいになりました。紙のほうが良いなと思った理由にも読書量の変化にも驚いたので、どうしてそうなったかというの…

emacsからvimへ移行することにした

テキストエディタを20年近く使ってきたemacsからvimに移行することにしました。移行しようと思った理由はいろいろあるのですが、「なんとなく」というのが一番近い気がします。あえて細かいところを挙げると次の通り。 vim流行ってるらしいので触ってみたく…