2021-01-01から1年間の記事一覧

2021年の振り返り

今年も何をやったか振り返っておきます。 会社員としての仕事 ストレージチームのメンバーとして、ひたすら社内新インフラのストレージ開発をしていました。成果は以下の場所にK8sのマニフェストとしてまとまっています。 github.com github.com 成果は以下…

「Linuxのしくみ」のサンプルコードの改善

拙著「Linuxのしくみ」の一部のサンプルコードを改善したものを公式githubリポジトリに置きました。一部についてはグラフ描画もしてくれるように変更しました。 amzn.to Ubuntu20.04において動作する、本書において書かれたCプログラムをGoやPythonに移植し…

書籍を使った勉強のしかた

わたしがこれまでに書籍でなにか新しいことを学ぼうと思ったときにどういう手段で目的を達成してきたかについて書きます。生業にしているIT系のこともそうですが、それ以外も同じ方法を使っています。 はじめに書いておくと、これまでの自分自身の体験や優秀…

一時的に無職だったころを思い出す

前職を辞めてから今の会社で仕事をはじめるまでの数か月間、まったく収入の無い無職でした。ふとそのときのこと振り返ってみたくなったので書きます。とくに悲壮感に満ち溢れていたり、面白おかしかったりはしない話です、これから無職になりたい人とかなり…

ソフトウェア技術者はなるべくソフトウェア技術で目立つほうがいい 2

↓の続きです。 satoru-takeuchi.hatenablog.com 何をするにも知名度の有無によって注目度は変わります。極端な話をすると、誰かがものすごいことを成し遂げたとしても、誰とも接点が無い人がやれば誰にも知られず、すでに名のある人がやれば注目されます。な…

大学でもっとまじめに学んでおくべきだった

大学ではB4の一年間、人によってはさらにMとかDとかで研究をします。そこで学べることについて、および、それを学ばなかったがために私が苦労したことを書きます。ここでは大学に行く人を主な読者層にしていますが、そうでなくても就職した後に後述の問題に…

ソフトウェア技術者はなるべくソフトウェア技術で目立つほうがいい

ソフトウェア技術者として名を上げたい人向けの記事です。 まずは前置き。ソフトウェア技術者の世界にはスーパースターといえるような凄まじい能力を持つ人達がいます。彼らのうちの一部は生活能力がゼロだったり、口や態度が悪かったり、好きなこと以外は一…

新しい環境で大失敗した話

以下記事の文字起こし+αです。他の記事で書いたことがあるようなものは省略しました。 speakerdeck.com 前置き わたしは前職を退職してからしばらく無職だったのですが、一年くらい後に今の会社に拾われました。そのときは多分うまくやれるだろうと軽く考え…

ヘタクソなコードを書いてもいい

プログラミング言語のお作法から外れたコードやメンテ性が悪いコードを書くのはダメとよくいわれます。わたしは学生の頃、そういう意見を過剰に気にしていました。コードを書くことそのものに慣れていないのに綺麗に書こうとして手が動かず、動かないがゆえ…

新型コロナ禍におけるリモートワークの知見共有

はじめに 本記事は以下スライドを文書にしたものです。 speakerdeck.com 本記事は新型コロナ禍による環境の変化にともなって業務に支障を来している社会人に向けて、いくつかの課題と、それについての対策案を書いたものです。想定読者はこれまでオフィスに…

企業にとってのプログラミング言語の位置づけ

プログラミング言語の良し悪しについては昔から活発に議論されてきました。このような議論の中で企業がどのようなプログラミング言語を採用するかについて釈然としない思いをしたかたも多々いらっしゃるかと思います。典型的には「なぜ自分の会社では俺の好…

「みんなのGo言語 第二版」補足。Go v1.16の新機能紹介など

- 2021/6/20: ioutilについての記述を追加 - 2021/7/11: 軽微な誤りについての記述を追加 [みんなのGo言語 第二版」という本を読んでいます。とてもいい本です。 この本が書かれた当時、2019年のGoの最新バージョンは本書の内容と発売時期から考えるとv1.12…

仕事と趣味と効率と優先度

仕事では最小の労力で最大の成果を上げるために個々のタスクの効率を上げることが重要です。それに加えて仕事全体を見てみると、数あるタスクの中で優先度の高いもの、たとえば何かのブロッカーになっているものを先にやる、というのも重要です。優先度をう…

年とってくると注意してくれる人がいなくなる

あらゆる組織の若手は最初は先輩社員の指導を受けて育っていきます。ところが年を経るにつれて注意されなくなってきます。わたしも社会人になってから今まで、注意される回数がどんどん減っていきました。もちろん私が成長して注意すべき点が減ってきたとい…

1からコードを書き起こさないプログラマ

以下の記事が面白くて、かつ、自分も似たような観点でなんか書いてみようという気分になったので書きます。 blog.riywo.com 主な対象読者はプログラマの業務がどんなものかピンと来ていない人たちです。 わたしはソフトウェア開発者で、かつ、現在は10万行程…

これまでの人脈の広がりかた

はじめに 先日書いた以下の記事の反響がけっこうあったので、その続きのようなものを。 satoru-takeuchi.hatenablog.com わたしは今も昔も仕事としてOSS開発者をしていて、twitterなどでそれなりに名前が知られていることもあって、昔から「どうすればそうい…

仕事としてOSS開発者をやってきた話

はじめに わたしは今も昔も仕事としてOSS開発者をしていて、twitterなどでそれなりに名前が知られていることもあって、昔から「どうすればそういうこと(業務としてOSS開発)ができるのか」「どういうキャリアを歩んできたのか」「Linuxカーネル開発者になるに…

ソフトウェア技術者にとっての英語

ソフトウェア技術者にとっての英語について最近思うことをつらつらと書きます。主題は英語学習についてではなく、そもそもの英語学習の必要性、および、問題は英語力ではないこともある、という話です。 「今後この業界を生きていくために英語は必須」とよく…

IT技術についての書籍を商業出版するか同人誌として出すか

IT技術者はさまざまなプラットフォームを通して情報発信して知見を共有するのが好きという印象が強いです。zennやqiitaといったサービスをはじめ、さまざまな場所で貴重な情報が無償で公開されているのは驚くばかりです。 情報発信を繰り返していくうちに自…

時計をあまり見ない生活をはじめました

最近生活をしていくなかで時計をなるべく見ないようにすることにしました。理由は、もしかしたらこれで心に余裕が生まれるのでは、と思ったことです。とくに確たる根拠があるわけではなく思いつきではじめましたが、いまのところ前よりも気楽に生きている気…

文書やコードのレビューで気をつけていること

文書やコードにはレビューというプロセスがあります。書いた人ではない人がそれらを読んで意見を述べて、意見を反映させてよりよいものを作っていくプロセスです。明にレビューという名前がついていなくても人の作品に意見を求められることが多いと思います…

情報発信に伴う負のリアクションについて

なんらかの情報発信をすると、いろいろなリアクションが返ってきます。本記事ではこれら負のリアクションに怖気づかずに発信を続けたい人に、これまでに色々な記事を書き、かつ、殺害予告を含めた多種多様なリアクションを受けてきた筆者の考えかたを書いた…

休むことは難しい

休むことがどれだけ難しいか、および、私がそういうときにどう考えてきたかについて書きます。 プログラミングをはじめとしてコンピュータが好きであればあるほど*1、やる気があればあるほど休むことが難しいです。若くて気力体力が有り余っている場合はとく…

2-in-1のChromebookを買った話

LenovoのIdeapad DuetというChromebookを買って数週間経ったので感想を書き連ねます。 www.lenovo.com もともと次のようなことがしたくて適当な端末を探していました。 軽くて持ち運びしやすい 雑誌記事や書籍の原稿など、文書作成がしたい 電子書籍が見たい…

買ったものに積極的にフィードバックするようにした

これまでは自分が買ったものに問題があってもなんとなくtwitterとかブログに書いて終わりだったんですが、最近は積極的にフィードバックをするようにしました。 その理由は、報告して修正されたらめっけもんだし、OSSのバグはしつこく調べてissue登録/PR投稿…