自分のコーヒー環境とか

先日友人とコーヒーについて話していたらなんか楽しくなってきたのでメモがてらここに書きます。対象読者はコーヒー好きか、あるいはコーヒーに興味がある人で、かつ、他人の考え方や装備にも興味があるかたです。

わたしにとってのコーヒーの役割

最初に、まずはわたしにとってのコーヒーの役割について書いておきます。

  • コーヒーの味と香りを嗜好品として楽しみたい
  • 朝食がパンが多いので、そのときの自分と家族の飲物として
  • 同じ豆でなるべく多くの味を楽しみたい
  • 丁寧に淹れて、香りを楽しんで、という行為によってあわただしい生活にゆったりした時間を作りたい
  • かっこいい器具を見て気分を良くしたい
  • 家の庭や出張などでの宿泊先でも飲みたい。理由はいいのを飲みたいというのに加えて「外でも飲める」という事実で勝った感があって幸せになれるから
  • カフェインに弱くて飲みすぎるとイライラしたり不眠になったりするので、あんまりたくさんは飲まない

選ぶ器具、および飲みかたやタイミングも、この考え方をもとに決めています。

フルーティなものを好みます。苦いのとか渋いのはあんまり好きではないです。苦いものは甘いものを食べるときに例外的に飲むことがあります。 豆の鮮度は味に強く影響すると感じるので、豆は少し(だいたい100gづつ)だけ買ってすぐ飲むようにしています。豆屋でいろんな豆を眺めたり、普段ないやつが入荷 されていないかチェックするのが好きなので苦になりません。

豆は常温でキャニスターで保存しています。冷蔵や冷凍が嫌というわけではなくて、単にめんどくさいからそうしているだけです。

豆は豆の専門店で買います。あんまり古いのは困るので「焙煎何日以内のものだけ置いてる」と謳っているものを買います。通販でもたまに買います。 通販のときは注文を受けてから焙煎するようなものを選びます。一つのものをずっと飲むというよりは、新しいものを見つけたら買うようなことをします。

淹れ方

同じ豆でいろいろな味を楽しみたいので、ペーパードリップ、サイフォン、ネルドリップを模したもの(後述)、フレンチプレスで飲みます。 それ以外のものは合わないわけではなく単に試していないだけです。ネルドリップについては洗うのがめんどくさそうだからやってないです。

ペーパードリップは本やyoutubeの動画を見るなりして、なるべく単純な淹れ方をするとおいしく入れられます。自己流よりだいぶよくなりました。 ただし腕を上げるとどんどんうまくなる…というよりは「失敗しないようにする」のが大事と思ってます。いまのところ最高のコーヒーを求めて 淹れ方に工夫するようなことはしていませんが、将来的にはやるかもしれません。淹れ方よりも豆の種類と品質、鮮度のほうが味への影響がはるかに 大きいと感じます。あとペーパードリップは1杯分を淹れると湯量調節などがうまくいかないことが多いので、すくなくとも2杯ぶん淹れて、 2杯目は後で飲むか家族にあげたりすることが多いです。

お湯は多めかつ温度は低めで、おおよそ90度くらいで淹れます。挽き方は粗めです。理由は香りを楽しみたいのと、上述の通り、苦味が苦手だからです。

器具

いろいろ器具を持っています。商品へのリンクを張っていますが、同じ種類のいろいろな器具を買って比較したわけではないです。 単に自分が持っているものを書いただけです。

かっこいいから買いました。ガラスのドリッパーと木製サーバーのセットです。

1~2人ぶん淹れるときに使うサーバーです。V60が特別好きというわけではなく「ペーパードリップは一種類でいいか」って思ってるのと、なんとなく円錐が好きだからこれにしてます。

ネルドリップっぽいものが淹れられるとの触れ込みのステンレスドリッパーです。ネルドリップは後始末とかめんどくさそうと敬遠してたんですが、これならと思って買いました。 ただ、わたしはネルドリップのコーヒーをあんまり飲んだことがないので、ほんとにネルドリップに近いのかはわかりません。ただ、ペーパードリップとは全然違う味になるので 重宝しています。紙のフィルターがいらないのはいいんですが、粉が詰まりがちなので、毎度丁寧に歯ブラシなどで洗ってあげる必要があるのでちょっとめんどくさいです。

使用後のドリッパーを置くのに便利です。上述のガラスのドリッパーについては残念ながら形が合わなくて 寝っ転がすような形になりますが、まあ使えなくもないのでセーフ。

フレンチプレス器です。フレンチプレスのなにかいいのないかなと探していたら友人が教えてくれたので買いました。 かっこよくてとてもよいです。あと仕事中に悠長にペーパードリップしていられないときに、豆挽いてお湯だけ沸かせば 粉とお湯をここに入れて数分放置でできあがるので、とくに仕事中に重宝しています。

www.bodum.com

電動サイフォンメーカーです。「サイフォンかっこいい!ほしい!でも子供が触ると危ないから無理だな」とおもってたんですが、電動があったのでこれだと 飛びついた…といいたいところですが友人に誕生日プレゼントにいただきました。とてもいいのでおすすめです。 粉と水を入れたらスイッチひとつでできるのがよいです。気持ちを落ち着かせたいときはできあがるのを 眺めるのも楽しいです。ボコボコいう音と、サイフォン効果でお湯が上がったり下がったりするのを 見るのが楽しいです。

ペーパードリップは飲み終わったあとのカスはフィルタごと包んで捨てればいいんですが、それ以外のものは そうはいきませんので、このネットにカスを捨てて、さらに水洗いします。ビニールではないので袋に水が溜まらず、 かつ、目が細かいので微粉以外は粉が落ちることもないので大変よいです。

かっこいいと思って買ったキャニスターです。だいたいいつも豆を3種類常備しているので3つ買っています。 最近は豆が透けるやつも欲しいなあとか思っていますが、キャニスターをそんなに持っててもしょうがないかなと思って、まだ手を出していません。

温度調整機能付きの電気ケトルです。温度は93-96度、および100度にできます。わたしは上述のとおり あんまり温度を高くせず、93度にすることが多いです。普通の電気ケトルに比べた利点は温度調整が できることに加えて、注ぎ口が細いのでケトルで沸かしてからドリップポットに移し替えずにそのまま ドリップ工程に移れることです。

淹れるたびに毎回必要な豆の量を測って挽くので、大変便利です。目分量でもいいかもしれないんですが、 0.1g単位で測っているとちょっと落ち着いた気分になれるので、あえてスケールを使っているというところもあります。

1~2人ぶんなど、少量だけ淹れたい場合に使っています。かわいくてよい。小さいので外出先にはこれを持っていきます。

グラインダーです。楽だし粉の粒度も調整できるのでとてもよいです。定期的に メンテする必要がありますが、それもまた心が落ち着くのでよいです。

外泊するときに持っていく折り畳み式の電気ケトルです。日本だとホテルに電気ケトルが置いてあることがほとんどでしょうけど、 海外出張などのときは置いてないことが多いので便利です。別にコーヒー飲まない人でも便利です。

外出先でペーパードリップする用。小さくたためるのでよいです。昔はバネット使っていたんですが 今一つ安定性が悪いのでこれにしました。

ハンドミルです。小さくて取り回しがよいし、豆の粒度も変えられるのが便利です。 ゴリゴリやってると豆の香りがしてくるのと、無心になれるのがよいです。おもに 外出先で使いますが、家でも気分を落ち着かせたいときにグラインダーのかわりに 使うこともあります。

あとこれは非売品なんですが、自分で革細工をしている友人からいただいたペーパーフィルターを入れるケースです。 外出先に持って行ってます。

コーヒーの淹れ方とか器具や豆の種類、その他うんちくなどが書いています。基本を知るのに役立ちました。

実は他にも何冊かあるんですが、どれもまあまあ似たようなことが書いてあります。書店でフィーリングが 合いそうなものを一冊適当に買って読めばいいかなと思います。

おわりに

こんなかんじです。次は焙煎小屋が欲しいです。