自分がやってる副業やそれぞれの比較: 儲け話ではなく儲からない話

私は会社員なのですが、いろいろ副業してます(副業OKの会社)。それぞれについて当たり障りのない範囲で現状を書いた上で、受け取れる額(具体的な金額は一部除き出てきません)や効率のよさなどを比較します。あくまで一般的なものではなく、わたし個人の話なのでご注意ください。

現在の定期収入は以下の通りです。

上から順番に、それぞれどういうものか書きます。

物書きはIT技術、とくにLinuxカーネルやそれに近いレイヤについての書籍や記事の執筆です。それらの原稿料やら印税として対価を得ています。がまあまあ売れているらしいこともあって金額としてはけっこう大きいですが、かなり手間やストレスがかかります。いったん書いてしまうと、あとは何もしないのに定期的にお金が振り込まれるのでうれしいです。ただIT技術書の市場規模が大きくないこともあって、「けっこうな額をもらえるが会社員として働いていたほうが儲かる」というくらいです。商業出版だけではなく技術同人誌も販売しています((ここここ)で売ってます)。こちらは一冊当たりの単価は商業出版に比べて安い、部数は少ない、ページ数も少ない、しかし一冊の売り上げに対する取り分(パーセンテージ)は多い…などいろいろな要素が絡み合った結果、「商業出版よりも作業量は少ないが全体的な利益も小さい」くらいです。

YouTubeの動画配信は、広告収入とメンバーシップによる収入があります。扱う分野は書籍と同じです。現在チャンネル登録者数は8700人強で、公開した動画は平均10分程度のものが70~80本です。けっこう莫大な工数を突っ込んでいるのですが、収入は雀の涙です。これも書籍と同様パイが小さいという話もあります。また、ほとんど思いつきでスライド作って一発撮りなことや機材がしょぼくて音質の悪さを指摘されているなどいろいろあるので、そこは改善していきたいところです。ただもともとパイが小さいという問題はいかんともしがたいし、ものすごく頑張るほどの気力もないので、趣味で動画を公開したらお小銭がもらえるくらいの感覚でやるしかないかなと思っています。真面目に利益を得る方法としてはUdemyで気合を入れた有料動画を公開するのがいいのかなとか最近色々と調べています。

Amazonアソシエイトプログラムについては、読んだ本についての短い読書感想文をソーシャルメディアにアフィリンク付きで流して、それ経由でアガりの一部をもらっています。これは趣味の読書のついでにやってるのでコストはほとんどかからないといってよいでしょう。Xのフォロワーがそこそこ多い(2万人ちょっと)こともあってか、いわゆる「お小遣い程度」の金額にはなります。ただこれで儲けるために本を読んでいるわけでもないし、これからそうするつもりもないので、今の金額から大幅アップというのは難しいでしょう。Xのフォロワーが100倍くらいになれば話は違うかもしれませんが、別に有名人になりたいわけではないので、そうはならないでしょう。

Xの収益分配金は、これだけは金額が軽く言える程度の額だし公開してはいけないとも言われていないので書くと、月に2000円ほどです。好きなことを適当につぶやいているだけなのでコストはかかりません。収益分配金はstripe経由で海外送金されるのですが、ほとんどの銀行は額にかかわらず数千円の振込手数料をとるので、ちょっと前までは「受け取ると赤字だから無視する」というような状態でした。今は海外送金手数料無料の銀行口座を開いたので状況はマシになっていますが、まあ、やっぱり無いよりマシ程度です。この手段でたくさんお金を得るというのはなかなか大変でしょう。

GitHub,Sponsorsは副業と言っていいのかはわかりませんがオープンソース関連の記事などを書くやる気を出すためのものということでスポンサー収入を得ています。少額ですが、とてもうれしいです。

最後に上記すべての手段を「金額」と「大変さ」という2つの尺度で比較しておきます。

スケーラビリティ大事ですね。

終わり。