Kinesis日本語配列モデルを買った

何年か前に人がが使っているのを見てかっこいいなと思ってたやつ。生活に刺激が欲しかったこと、将来的な腱鞘炎の発生を予防したかったことが決め手になりました。買ってから一週間くらい使ってみた感想を軽く書きます。なお、買ってからは三週ほど経ってるんですが、諸々あってまともに触れたのが現在一週間程度なのです。

これまで使っていたのは日本語配列のHHKBです。

Kinesisを使い始めてから一週間経ったところ、元に比べて日本語入力は60%から80%くらいの速度で入力できるようになりました。プログラミングは記号入力にかなり手間取るので、元に比べて40から50%くらいの速さです。たしかに手や腕をほとんど動かさず入力できるので、将来的にはかなり快適になると期待できます。

これまでに辛かった点をいくつか挙げておきます。

  • backspace, delete, space, enterあたりを親指で押す。具体的にはbackspaceが左親指のホームポジションにあり、deleteはその右にある。spaceが右親指のホームポジションにあり、enterはspaceの左にある。これらの配置はわかってくると最高なんだけど、そうでないうちはいちいち何をするにもひっかかるので辛い。わたしはある程度勘を掴むのに三日くらいかかった
  • タッチタイピングができるのが前提に近い。わたしは指を移動させまくるなんちゃってタッチタイピングだったので、いちいち「いつもはBを右指で押していたが、セパレート型であるがゆえに左指で押さなければならない。が、長年の癖はなかなか抜けないので戸惑う」「いちいち左右に一つずれたキーを押してしまう」などのしょうもない問題に引っかかった。というか、まだひっかかっている。タッチタイピングをもとからちゃんとできる人は多分習熟までの時間は短くなる
  • いくつかのキーがかなり変なところにある。例えば”\”と”_”のキーは普通の配列なら右端あたりにあるが、Kinesisでは親指で押す。場所はenterの左。"\"と"|"のキーは"x"の真下にある。
  • 一番つらいのが"^"と"~"の入力。左下あたりの”z”の真下にある"keypad"という特殊キーと、その右にある"\"と"|"のキーを同時に押さなければならない。これらの文字はわたしが使うプログラミング言語ではあまり出現頻度は高くないが、毎度余計なキーを押さなけれなならないのはあんまりうれしくはない*1

ある程度ストレスなく使えるという段階にたどり着くまでには、あと1,2週はかかるんじゃないかという印象があります。がんばっていきたいと思います。

*1:英語配列では"z"の下には”keymap"特殊キーはなくて通常のキーが割り当てられている