コロナ禍の序盤を振り返って素人考えは危険と思った話

はじめに

この文書は自省のための文書です。

コロナ禍が当たり前になってしまったこの世の中、初めてこの件についてニュースになってから現在まで、私の印象に残った出来事を振り返ってみました。なお、ここまでの政府の施策などについては何か正しかったのかなんてのはわからないので評価はしません。

見出しに書いているニュースの元ネタはほとんどは以下NHKのサイトです。

https://www3.nhk.or.jp/news/special/coronavirus/chronology/

改めて振り返ってみると、とくに序盤戦、いかに自分がデタラメなことを考えていたかがよくわかってゾッとしました。

では始めます。

時系列順のまとめ

1月6日 中国 武漢で原因不明の肺炎 厚労省が注意喚起

ニュースで見たとは思うが「へぇ…」くらいのもの。まったくの他人事で関心なし。

1月30日 WHO「国際的な緊急事態」を宣言+more

引き続き他人事。「中国大変ですね」くらい。

2月3日 乗客の感染が確認されたクルーズ船 横浜港に入港

「あらまあ大変ですね。全部おさまるまで外に出られないとノイローゼになりそうだな。出てきたときに差別的扱いを受けそうだな」という思い。依然他人事。

2月中盤あたり 脳天気な判断をしていた

6月にオランダで開催が予定されていたイベントに登壇する予定だった。日に日に「開催日の2週間以内に○○国に滞在していた人は参加できません」に該当する国が増えてきた。欧州は当時大した被害はなかった。

そのあと日本も対象になりそうか、あるいはなったかという段階で、「イベント開催2週間前に海外に出国すればいいのでは?わたしはぜひ喋りたい」というようなことを会社で話していた。その後の欧州の惨状を考えれば狂気としか思えないことを言っていた。

それ以外にも「インフルエンザのほうがよほど危険」くらいの意識でいた。

イベントは当然ながら結局オンラインになった。

2月27日 安倍首相 全国すべての小中高校に臨時休校要請の考え公表

「これは大変なことになった」とようやく危機感を持ち始めた。とくに息子を保育園に預けるのが困難になって日中の仕事に影響が出て我が事になったのが大きかった。

英国ジョンソン首相 PCR検査陽性

これから世界はどうなるのだろうと底知れぬ不安を覚える。

3月29日 志村けんさん死去 新型コロナウイルスによる肺炎で死去

直接の知り合いではないものの、子供の頃からよく知っている人が亡くなったことより絶句。このあたりから「自分が既に感染していても不思議ではない」と思うようになり、さらに気持ちが引き締まる。

4月7日 7都府県に緊急事態宣言 「人の接触 最低7割極力8割削減を」

ついに来たか、という印象。とくに驚かず。この時点では何が起きても異常とは思わなくなり、正常化バイアスが働いていたのだと思う。この感覚はいままで続く

おわりに

いちいち危機感を持つのが遅かったです。それに加えて何も知らないことについて知ったような顔をして、斜に構えていました。こういうのが要職についていると非常に邪魔なタイプですね。

素人考え危険、とにかく反省、今後に活かします。