去年の個人事業の振り返り

去年個人事業主として何をやったのかの一覧と、やってみての感想。

やったことはおおよそ次の通り。

  • 現在働いている会社における技術顧問業(4月までで終わり)
  • 拙著「Linuxのしくみ」の印税
  • Software Designでの連載「Linuxのしくみ」の原稿料(5月から)
  • セキュリティキャンプ全国大会2018の講師
  • 技術同人誌販売(春秋の技術書典とオンライン販売)

gihyo.jp

windhole.booth.pm

このような組み合わせになったのには次のような事情があります。

  • IT技術、物を書くこと、人に伝えることが好き
  • 好きなことだけしたい
  • 売れなければキャッシュアウトになるようなリスクはなるべく負いたくない。たとえば在庫を抱えるとか
  • なるべく好きな時に好きなだけ好きなところで働きたいので、空間的、時間的な制約を強く受けることはしたくない

稼いだ金額については具体的な数値は書きませんが、幸いにもこれだけでなんとか家族が生活できるかなあというくらいにはなりました。ただ、来年以降どうなるかはあんまり読めません。とくに本の印税については去年出したものが今年同じくらい売れるとは到底思えないので、次のを出さなければ収入激減です。

一年を振り返って思ったことは次の通り。

  • お金が流れるしくみがある程度見えてくるので面白い
  • 仕事してからキャッシュインまでの時間が数か月というケースもあるので、手元にある程度運転資金が無いと辛そう
  • 「会社員って(毎月一定の給料が入るという意味では)気楽なんだな」ということを強く感じた
  • 厚生年金すばらしい。よく聞く「個人事業主は会社員の倍は稼いでおきたい」というがよくわかるようになった
  • IT系の物書きだけで生計を立てるのは無理ゲー

今年も無理しない程度に去年と似たようなことをしてお金を稼いでいきたいなあと思います。