THE YELLOW MONKEY というロックバンドのライブに2024年から2025年にかけて3回行ってきました。あとライブ・ビューイング も1つ行きました。これらの感想を書いておきます。ライブというものにこれまで一度も行ったことがなかったので、そういう感想も書きます。
このバンドは1990年代後半から2000年代前半あたりには一般的知名度 がけっこう高かったと思います。メジャーではありましたが独特のギラギラドロドロした雰囲気があり、他のバンドとは何か違っていたと記憶しています。2004年に一度解散して2016年に再結成したので、その後知ったという人もいるでしょう。
私は解散前は「シングルは知ってる。好き」「ずっとひっかかっていてたまに思い出す何個かある」くらいでしたが、コロナ禍で暇だったときにYouTube を漁ってたらライブ映像を見つけて、それがよくてアルバム聴いてみたら全部良くて、ハマりました。それでライブのパフォーマンスが凄かったので「これは機会があれば生で観てみたい」と思うようになりました。その後ボーカルの吉井さんが喉頭 がんを患って復活、東京ドーム公演で復帰、ということになり「そんなことが可能なのか?」「どのようなパフォーマンスになるのか」「もしかするとこれが最後の機会かもしれない」と思い、一念発起して行くことにしました。
このライブはとにかく人が多くて5万人くらいいたらしいです。人が米粒サイズで蟻のようで、1つのバンドを観るためにこのれだけの数が集まるなんてすごいと思いました。このライブは吉井さんが病み上がりだったということ、途中で彼が自ら述べた通り明らかに喉の調子が悪そうでした。聴衆がずっと祈るように観ていたと記憶しています。一般的なライブとは違った意味での一体感があったように思います。最初に参加したライブなのに一般的もなにもないんですが、とにかくそう思いました。
喉の調子が悪かったとは書きましたが、それはそれとしてこのライブがたいへん良かったです。最初から最後まで代表曲のオンパレードで、復活後リリースされてい曲もやりつつ、硬軟自在でよろしかったです(セトリ )。
以下、とくによかったものをいくつか挙げておきます。
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復活後にリリースされた、ライブのタイトルにもなっている曲です。サビのところにクラップがあるんですが、これでうまく一体感が出ていました。最初のライブなのにちゃんとみんな拍手のタイミングが合ってて「ファン凄い」って思いました。
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暴力的なイントロから始まる彼らの代表曲のひとつです。歌詞がダサいとカッコイイの間のすごくいいとこどりなのです。とにかくかっこよかった。
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中盤で流れました。もともとは吉井さんがおばあ様に宛てた曲だったらしいのですが、人生の終わりにいったん近づいた吉井さんがここで歌うことに大きな意味があったのだと思います。改めて凄い曲だと思いました。
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ファーストシングルです。アルバムに入っているものはそれほど好きではないんですが、ライブだと別物に化けて非常に格好いいです。とくに、復活後のやや掠れが入った今の声でこそ出るかっこよさがあります。全然売れなかったと自他ともに認める曲がライブの定番になっているというのはすごいですね。
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これまた全然売れなかったけど代表曲で、ライブの締めでよく演奏するやつです。私も全ての中でトップクラスに好きな曲です。ライブ後半なのにめちゃくちゃ走り回りながら歌っていて、「病み上がりの人がこんなことができるのか」と思いました。
最後に人生初ライブの感想を。私はうるさいのが大嫌いなのですが、好きな音だとうるさくても心地いいとわかりました。今後も行きたいなあ…ということで、この後始まった全国ツアー「Sparkleの惑星X」にも何個か参加することになりました。よかったですね。
THE YELLOW MONKEY TOUR 2024/25~Sparkleの惑星X~ 1228 Budokan Live Viewing
ここからはSparkleの惑星Xについての感想です。このツアーはBlock1~3までの3ブロックに分かれていて、それぞれセトリが違うという構成でした。このツアーは最新アルバムSparkle X を軸にしつつ、1つのblockにつき1つの過去アルバムをとりあげて、それぞれの曲を織り交ぜて演奏するというものでした。
Block1のチケットは当たらなかったのですが、ライブビューイングやるということで近くの映画館に行ってきました。このブロックのテーマは3rdアルバム jaguar hard pain でした(セトリ )。このアルバムは全アルバムの中でも1,2を争うほど好きな曲なので非常にうれしかったです。前述の「悲しきASIAN BOY」もこのアルバムに入っています。声は前半は危うかったんですが後半はかなり安定していました。明らかに東京ドームのときより良かったです。
このライブでとくに印象に残った曲は次のものです。
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2ndアルバムの中の非常に毒々しい曲です。好きな曲だったのでこれがライブで聴けるとは…という感想でした。なにかが憑依しているのかと思うくらい迫力がありました。
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これも2ndアルバムの曲。箸休めのような位置付けで、この日のライブでもそのような位置づけでした。非常に気を抜いて聴けてよかったです。
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これも2ndアルバムの曲。ライブでは異様な一体感を生み出す曲です。とにかくよい。
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Sparkle Xの曲…なんですが、このアルバムのリリース後に出たComplete Boxにだけ入っている曲です。本来アルバムに入るべきだったけれども諸事情によりこういう形のリリースになった…とのこと。まあそれはいいとして非常にやさしい曲で、毒々しいjaguar hard painの曲の中にこれが演奏されると何とも言えないさわやかさがあってよかったです。
なおライブの最後に、Block 3の後にFinal Blockという追加公演をやるということがわかりました。後で書くように、それにも行きました。
THE YELLOW MONKEY TOUR 2024/25 ~Sparkleの惑星X~【Block.2】なし
Block 2はチケット取れませんでした、無念。このblockのテーマは4thアルバムSmile でした(セトリ )。
何らかの形で音源がリリースされるといいですね…と思っていたらファンクラブ限定のシングルにBlock 2のライブ音源が入っていることがわかりました(買った)。よかったですね。
Block 3です。テーマは5thアルバムFour Seasonsです(セトリ )。Block 1のときよりもさらに声が安定していました。印象に残った曲を挙げておきます。
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Four Seasonsの曲です。ライブはこの曲から始まりました。もともとアルバムの中でそれほど好きというわけではなかったですが、滅茶苦茶かっこよかったです。ライブ映えしますね。
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Sparkle Xより。このアルバムの中でも好きなほうの曲です。怪しくて渋くて格好よかったです。
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とにかく格好いい。そう思いながら聴いていました。こういうギラギラした曲いいですね。
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Sparkle Xより。これもいい曲です。歌詞も素晴らしいです。楽器隊のソロが続いてその後にこの曲のイントロになって…という流れが非常によかったです。
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終わりのほうで演奏された曲です。このツアーでは前述のように2つのアルバムをとりあげているのですが、だいたい1曲は他のアルバムの曲が演奏されます。このblockの場合はそれが7thアルバムPUNCH DRUNKARD のタイトル曲でした。
この曲はドラムソロ、続いてベース、ギター、最後にボーカルという順番で入ってきて全員揃うという構成になっています。アルバムで聞くぶんにも格好いいですが、ライブだと迫力がさらに増していて、大変よかったです。あと演出として、あの頃を彷彿とさせるサングラスをかけてくれたものもよかったですね。
THE YELLOW MONKEY TOUR 2024/25 〜Sparkleの惑星X〜」<FINAL BLOCK>GLION ARENA KOBE
Final Blockはアルバムではなく1996年のツアーの曲とSparkle Xの曲を演奏するというものでした。わたしはそのライブには行っていないし映像も観たことないのですが、非常に楽しめました(セトリ )。ご本人たちは「このblockが一番のお気に入り」と言ってましたが、わたしもこれが一番良かったと思います。以下印象に残った曲です。
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6thアルバムSICKS の曲です。アルバムにしか入っていない曲ですが、彼らの代表曲の一つで、かつ、壮大な曲です。「いつかはこれをライブで聴きたい」と思っていまして、「final blockでは演るんじゃなかろうか」と根拠のないことを思っていましたが、当たっていました。そして想像をはるかに上回るものが聴けました。冒頭のギターソロから最後まで観客が微動だにできず、最後も拍手すらできないという特異な状況が発生しました。Sihine Onから数えて全ての演奏の中で最高のものだったと思います。
本筋とは関係ないですが、2016年の再結成後はライブ動画などを観るに大人の落ち着きを感じていましたが、Shine Onでの復活以降は何というか狂気を帯びた憑依系のパフォーマンスが増えたように思います。これはうれしい。
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Sparkle Xに収録されている快作兼怪作です。とにかく色々な意味が込められていて、ダブルミーニング どころか5つくらい意味があるんじゃないかと思います。歌えなかったことと、喉の病気、下ネタ、喉の病気を克服して歌えるようになったことの喜び、喉以外の病気、あと下ネタ、などなど。この曲は吉井さんの怪しい踊りが売りの一つです。見るごとにどんどん怪しさが増してきて、final blockで観たものは完成形ともいえる非常に怪しいものでした。なおこれは、けなしているのではなく誉めています。
ところでこの曲をアルバムで最初に聴いて思い出した曲があります。奇しくも先日B’z presents UNITE #02 で共演したB'zの愛のバクダン です。2作に共通するのは非常に明るくポップで爽やかなことです。「ラプソディ」のイントロを聴いた瞬間に「これはTHE YELLOW MONKEY の愛のバクダンだ」と思いました。そして聞けば聞くほど下ネタ要素が全開になってきて頭を抱えて「これは下品な愛のバクダンだ」と思うようになりました。これはけなしているのではなく誉めています。
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ライブの最後のほうでいきなり「新曲演ります」と言って歌いだしたのがこの「CAT CITY」(上記リンク先の後半あたりで流れる曲)です。アニメの主題歌らしいです。あまりにもこのバンドのイメージからかけ離れた曲で、天国旅行とは別の意味で棒立ちになってしまいました。いいとか悪いとかの評価は単独でシングル を聴いた後にしたいと思います。なお、この曲の後にMCを挟むでもなくSUCK OF LIFE に入ったので、「もしかしてさっきのは幻覚だったのだろうか」と思うほどライブの中でも浮いていました。
終わりに
セルフアンコールということであと4本ライブやるようです。お元気そうで、かつ、意欲があるようでなによりです。応募しているので当たるといいですね。
theyellowmonkeysuper.jp
最後に見返してみると「かっこいい」ばっかり書いていますが、実際かっこよかったです。おわり。