「米の日本史」を読んだ

日本の歴史を日本人とは切っても切り離せない米と言う観点から見た本です。米と日本の関係については「縄文時代から弥生時代に伝わってきて云々」程度の歴史の教科書で学んだ知識しかない私にはいままで想像すらしていなかった多くの知識が得られました。たいへんよい本でした。たとえば稲作伝来については、今日本で主に食べられている品種以外のものを含めた様々な種類の稲がいつどこから伝わってきたのか、その後でどういう理由で現在に至ったのかを、そう考えるに至った理由を含めて丁寧に書かれていました。その他のトピックについても非常に興味深い内容ばかりで、一気に読み切ってしまいました。