以前日本からはDeepLは課金できなかったんですが、少し前にできるようになりました。
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その記念といってはなんですが、Webブラウザのテキストボックスに入れた文書を訳すのではなく"Translate whole files"というファイルを丸ごと翻訳する機能を使ってみました*1。
私が今回この機能を試す際に使ったのは"Decoupling Cores, Kernels, and Operating Systems"という未読の英語論文です。
なぜもっと一般的な文書ではなくわざわざ論文なのかというと、理由は2つあります。1つは単に他に別に読みたいものが無かったこと、もう一つは、未読の英語論文を計算機が邦訳したものをどれだけ理解できるかに興味があったからです。
さて、この論文はpdfとして公開されているのですが、残念ながらこの機能で現在訳せるのはwordのファイル、powerpointのファイル、そしてテキストファイルだけでした。しょうがないので次の方法を使いました。
- pdfをgoogle docsに食わせる
- docxにexportする
- docxをDeepLに食わせる
で、それっぽい日本語が出てきたので喜び勇んで読み始めたら、何を書いているか全然わかりませんでした。文法的に日本語として成立しているけれども何が書いてあるかはわからない、といったところでしょうか*2。技術カンファレンスにおける技術者ではない翻訳のプロによる同時通訳くらいのものを思い浮かべてもらうといいかもしれません。
「これで英語理解できなくても英語論文が読める!」なんというのにはほど遠いですが、翻訳ソフトはここまでできるようになったのか、と感心してしまいました。すごい。
最後になりますが、たぶん専門用語が少ない文書ならもっといいのが出てくると思います。