今年も何をやったか振り返っておきます。
会社員としての仕事
ストレージチームのメンバーとして、ひたすら社内新インフラのストレージ開発をしていました。成果は以下の場所にK8sのマニフェストとしてまとまっています。
成果は以下のような形で外部発表しました。
Rookのメンテナという立場では去年に続き自分でコードをコミットしたのはもちろんレビュー回数がその倍以上になったので、メンテナの仕事をちゃんとやってるなあと年末に実感できました。それに加えて今年のKubeCon+CloudNativeCon 3回すべてで登壇して、デモを担当しました。
このうちヨーロッパ開催(といってもVirtualですが)のものについてはKubernetes Meetup Tokyoにおいてrecapもしました。
わたしが仕事でかかわっている主な社外OSSはRookとCephで、去年まではコミットのほとんどがRookだったのですが、今年からはちょくちょくCephにも顔を出すようになってきました。Cephもコア開発者になれるくらいの実力を身に着けて前述のインフラの安定稼働に向けてこれからも頑張っていきます。
あとは会社員として前職を含め初めて雑誌記事を書きました。Software Design 12月号の「OSSとの上手な付き合い方活用」という特殊の1,2章を担当しました。
個人事業
Software Designの4月号の「新人教育に役立つLinux総復習」という特集のプロセス管理の章を担当しました。昔はこの手の情報は骨の髄に叩き込んでいるはずでしたが、実は叩き込まれていなかったようで、ジョブ管理のあたりとか、わりと忘れていることが多くて思ったよりも多くて書くのに難儀したと記憶しています。
以前出した、ブログや後述のzennに書いたIT系のエッセイをまとめた同人誌の第二版を出しました。第一版に続き好評だったようで何よりです。次の次の技術書典で三版も出す予定です。
あと二冊目の単著の原稿の完成が見えてきたので、来年の春ごろに出るとうれしいなあとか思っています。といっても今泣きながら仕上げをしている段階なので、まだまだわかりませんが…
IT系の無償情報発信系
たくさんあるので全部書ききれないんですが、ざっと書くとzennの記事21本、youtube動画7本、などなどです。
これらのやる気の源泉となるgithub sponsorsにもone time、monthly両方についてたくさんの寄付をいただきました。みなさん本当にありがとうございました。
今後もこの活動については「活動に賛同してくださるかたがたから寄付を募って、それを気合いに変換してコンテンツを作って無償提供」というやりかたを続けようと思います。
趣味
コロナ禍のおかげで外出が減ったこと、および外出しても行くところが非常に限られているという事情によってカメラの出現回数が去年に続き少なかったです。飽きたわけでは全然ないので普段見慣れているものを撮るであるとか家の中の小物を撮るとか、新しい試みをしようかと思っています。
去年までは作業中にコーヒーばっかり飲んでいましたが、飲みすぎで不調を来すことがよくあったので、中国茶や紅茶を飲み始めました。中国茶は工夫茶器がかっこいいので買いました(リンク先の店でではないですが)。おいしいし見た目も美しいので非常によいです。
コーディング系でいうといままでPython嫌いだったんですが新しい本のサンプルコードを書いているうちになかなかいいなと思えるようになってきました。
まとめ
あいかわらずインプットに比べてアウトプット過多で生き急いでいるふうですが、何もしないよりはいいのかなとか思ってます。