生きづらさをマシにできるかもしれない話

自然に振舞っているだけで周りの雰囲気が悪くなって「あれ、またやっちゃいましたか?」となりがちな、世の中生きづらいタイプの人に向けた話。「こうすれば完璧!」というような明確な結論は無いのですが、私の経験をもとに「こうすればいいのではなかろうか」というのを書きました。

私は子供の頃からいわゆる「普通のことができない」子でした。たとえば次のようなものです。

  • 人との適切な距離感が掴めない
  • 好きなことには脇目も振らず集中できるものの、嫌いなことは義務であっても一切できない
  • 人に失礼な物言いをしがち
  • 細かいミスがやたらと多い

長く生きてきたこともあって今はある程度普通に近い振る舞いができるようになりました。しかし依然穴は多いですし普通にしようととするだけで心身ともに疲れ果てます。

自分やその似た者同士を見てきた経験からいうと、この手の性格というか性質というのは軽減はできても無くせるものではありません。そのため、無理に普通に近づけようとして疲弊するよりも、それはそれと割り切って、仕事にしろ趣味にしろ可能な限り似た者同士が集まる環境を選べればいいのかなあとおもいます。私も最近もなるべくは似た者同士の人たち*1が集まる場所で主に過ごすようにしたところ、この手の疲労がかなり少なくなり、そして生きやすくなりました。誰かに相談するにしても普通のことが普通にできてしまう人相手だと「がんばってできるようにしよう!」などと言われて会話が噛み合わなくなりがちなので、同類、ないし医師やカウンセラーなどの専門家にすればいいかと思います。呼んでもないのに甘いことを言って近寄ってくるオカルトじみた連中は相手にしないようにしましょう。

とくに若い人はまだまだ処世術に長けていないこと、多感なこと、および、とりうる手が限られること(例えば学生さんは関わる人を自分だけで変えるのは大変でしょう)など大変だと思いますが、やりかたによってはだいぶ生きやすくできるということは言っておきたいです。

*1:あるいはこの手の性質があっても受け入れてくれる人たち